BumpTop メモ
敢えて言おう、使えると!
インプレッション
via Bumptop — Engadget Japanese
先人達のレビューでは結論に関してはお茶を濁していたり、ニコ動のコメントは散々なので、先に言った事を取り消したくなったが、勇気を振り絞って書いてみる。
BumpTopって本当に「机の上」をメタファーにしたのかどうか。
…あ、いや、多分そうだと思うが。
と言うのも、Wikipediaではそう書いてあるし *01 。ちなみに、GNOME・KDE同様のDesktop environmentに属するんだ…つか、EnlightmentやProject Looking Glassもこれに属するんだと…勉強になった。
良くあるスクリーンショットでは、三隅がパーティションで囲まれた机で自分は椅子に座ってデスクトップに向かっている、をイメージするが、実際には上記動画でも分かるが、「箱の中を上から覗き込んでいる」状態に思える。
つまり四隅が壁になっている。
面白いのは、四隅のどこかのある壁のみを画面に表示させた場合、三隅の表示では現れなかった部分…上の方…が出現する。
例えば、この通常見えない部分には、あまり使わないアプリのショートカットやらウィジットを置いておく…と言うか、リアル世界に置き換えるとピンで留めておくと言うか…といった使い方もできる。
上記動画では分からないが、通常のアプリを立ち上げた場合だが、今まで見慣れた、これまで通りの挙動を示す。
つまり、仮にBumpTopを三次元イメージに置き換えた状態を想像して、遠近法に則った状態でアプリのウィンドウが影響を受ける訳ではなく、言葉に困るが、「箱の上にガラスが置いてあって、そのガラスにアプリが表示されている」とでも言うか。
なので窓立て2みたいに表示される訳では無い。 *02
自分はbbLean::modを使っている。
残念ながらbbLean上ではBumpTopは起動しなかった。 *03
このため、残念ながら使えない状態。
シゴトのマシンならばともかく、自宅マシンで今更、素のWindowsに戻れと言われても辛いものがある。
と言うか、調べていないが、自分はBumpTopって互換シェルの一種かと思ったのだが、多分そうでは無いと思う。
挙動の機敏さに関しては、意外と普通。
DELL LATITUDE D420という、世間ではXPからVista搭載PCが増えてきた頃のマシンなのでどうかなぁと思ったが、それ程ストレスは感じなかった。
と言うのは、以前同じマシンでUSB起動のLG3D-LiveCDをインストールした事があったのだが、「もっさり」どころか信じられない位に動かなかった経験があるので、それに比べれば全然普通だった。
BumpTopのさり気無いウリでもあるソーシャルな部分、Twitterがどうの、Facebookがどうの、に関しては今回未確認。
…という様な御託を並べた上で言うと、「使える」とは言ったものの条件が存在する。
それは何かと言うと、「デスクトップにファイル・フォルダ・ショートカットをごちゃごちゃ置いても平気なヒト」になる。
自分の場合は、昔からの教えで「デスクトップに色々置くとリソースを食う」 *04 という教義を守って、ほとんど何も置いていない。
仮に置く場合、デスクトップにフォルダを作り、その中がカオスになっているという状態はあるが。
BumpTopはログインユーザのデスクトップフォルダをそのまま直接利用するため、現状がカオスチックなヒトには何等かの効用があるかもしれないと思う。
および、強いてもう一つ条件を挙げるとするならば、「右クリックを多用するヒト」になる。
上記動画は液晶に直接タッチするタイプのマシンでのデモであり、自分はマウスで使用していたため一概に比較できないが。
基本的にはオブジェクトを右クリックなり、範囲を指定してその範囲内のオブジェクトに対して何がしかの操作を行なう、みたいなコツを知れば、恐ろしくはパニックにならない…とは思うが。
なのでBumpTopって結局の所、「アプリランチャ」に近い存在、と言うのが結論で、少なくとも互換シェルではない。
自分の現状での環境下では起動できないためBumpTopは使わないが、例えば、bbLean上でObjectDockを使うか? と問われても使わない。 *05
理由は、bbLeanとObjectDockとのデザインに統一性が無い事、およびVistaの頃から流行り出したウィジット *06 を全く使わないので。横2000ドットある液晶モニタとか物理的に2画面使っているならば別だが、ウィジットはアプリウィンドウに隠れて見えなくなってしまうし、と言った理由で。仮想画面はbbLeanでも使えるけど結局使ってないし。
…と言った理由を勘案すれば、BumpTopって個人的には割と夢がひろがりんぐなのだが。
まして、マウス操作ではなく直接指で画面をタッチする環境下ではもしかしたら有用な解かもしれないと思うが…思うが、ニコ動では叩かれまくりだったけど…
と言うのも、現在Android携帯を使っていて、例えば、液晶を指で弾いた時に画面は惰性が付いたスクロールを行なうといった挙動だが *07 、そういう様な、今までのマウス主体では考えられなかったユーザインタフェースってアリかと思う。…当面は色々と出てくるだろうけど、これだけは実装して評価しないと何とも言えんと思う。
逆に言うと、bbLean、Litestepみたいに基本的にはデスクトップ画面を利用しない環境って、確かに勿体無いとも思わなくも無いなぁと。当時は使わない方が、何かと都合が良かったと思うが、それが今も当てはまるかどうかは再考の余地ありかと。
そもそものBumpTopの発想が、「デスクトップに何も置かないなんてナンセンス、ごちゃごちゃしたデスクトップ上等、片付ける手伝いしたる」と言った逆転の発想に思えて、それは結構面白いと思うが。
うーん、誰か完全にオープンでフリーなウィンドウマネジャで出してくれないかと…
2010/04/27
想定外の事態?
via Google、3DデスクトップのBumpTopを買収 他
驚いた。
2008年春頃に出てきてその後、気にはなっていたのだが、個人的に時間ができたので試しに入れてみたのが、リリースからほぼ1年後。
それから1週間もしない内にGoogleが買収、というニュースだもんなぁ…
ついでに、ネタにするかどうか未定だったけど、ChromeOSも触っていたので。
ただ、ChromeOSは現状では日本語化が結構面倒かと思っているが、いずれ簡単になるだろうけど。
個人的には、これもアリかと思っている。
冷静に考えてみて正直な話、Googleの提供する(クラウド)サービスって、意外とユーザインタフェースが不便だと思わなくもない。
個々のサービスだけを使っているとあまり感じないが、複数のサービスを使っていると、どうにも統合性を感じない気がしなくも。
しかし誰もそれに突っ込まないトコロを見ると、そうではないのかなぁと思わなくも無い。
そこを突破するためのBumpTopだとは思わないが、何等かの統合化を考えてるのだろうなぁと、粛々と現在、物事が進んでいると思うと、結構興味深いものがある。
2010/05/03
- 英語版も同様。 ↩
- 無料バージョンの場合でのみ確認。有償バージョンは未確認。 ↩
- Windows XP Professional SP3、BumpTopは2010年4月末時点の最新、bbLean::mod 1.16.0 という組み合わせ。 ↩
- だったか…ところでリソースを食うからどうなんだと突っ込まれても、明確に答えられないが。 ↩
- 一時期併用していたが、結局の所、bbLeanのメニューで落ち着いている。 ↩
- 以前だったらSamurize、Rainlendar等。 ↩
- これはiPhoneの専売特許かもしれないけど。 ↩