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偶然、遙かに仰ぎ、麗しの@アンサイクロペディアを見付け大爆笑。で、懐かしくなって再プレイ。
しかし、かなり期間を開けての再プレイにも関わらず、何等かの感想を書き辛い…プレイした作品は一応、感想文をアップしているのだが、本作は何ともコメントしずらい作品で初回プレイ時はスルー…何故だろ…
このゲームを紹介した公園氏は「ラノベ的なエロゲ」と看破したけど、自分にはそこまで言い切る根拠も自信も無いし…
本編6シナリオは、それぞれ補完しながら上手くまとまってると思うし、キャラも結構魅力的だし、ギャグも面白いし、ほのぼの・ほろっとでもあるし、OHPは、この作品に限らず、各作品・各キャラに対する愛というか思い入れを感じる。
…のだが、書くべき事が無いというか、「普通に面白いゲーム」なんだなぁ…無茶苦茶恥ずかしながら本校系・分校系での主人公の性格の違いは全く気にならなかったし…
なんで、上手くまとまっているリンク集でお茶を濁してみる。
てきとうなもの 「遥かに仰ぎ、麗しの」特集ページ
とは言うものの。
個人的嗜好を抜きにしても、榛葉邑那@分校系シナリオ。
他のシナリオは、主人公・対象ヒロインの成長物語の要素が前面に出て分かり易いが、このシナリオは邑那自身が卑下?するように、この作品におけるセンペル・アウグストゥス*みたいな存在だなぁと。
物凄く歪に感じる。*
なのでこのシナリオを最後にやると、物凄く違和感が残るゲームになるんじゃないかと。というかこのシナリオ、無い方が良かったんじゃないかとさえ…
他のシナリオと違い、主人公の過去のフラッシュバックが全く絡んで来ないし。
だから逆に興味深い。
大袈裟だけど、このシナリオをやりたいがためにこのゲームを作った…なんてコト無いわな。
個人的には琥珀シナリオ*みたいな位置付けというか…全然違うけど。一瞬そう思った。
例えば、Wikipediaにおいても、邑那のネタバレが無いんだな。これ、シナリオを精読しないと書けないと思う。
「祖父の陽道グループ総裁蘆部源八郎の死んだ妻の面影を持ち、彼から溺愛(偏愛)されていた。戸籍上の名前は祖母の名前である蘆部茜。近親者からは疎まれていたが、家庭教師の李燕玲により学院に通販さん達同様に「ゲスト」として10年近く保護されている。」みたいな?*
…と、これに経済小説的な要素が加わり*、主人公から見た邑那を取り巻く李燕玲・鹿野上渉の立ち位置の反転、邑那自身もストーリーが進むに従って「邑那…何て怖い子!!」にしか思えなくなるし。
…という分かり難い展開の最後に、主人公がラスボス蘆部源八郎に啖呵を切って爽快にシャンシャンなので、余計にタチが悪い。
他のシナリオでは、邑那は素性を知らせず突然居なくなり、燕玲・鹿野上を従えて総裁になったっぽいし、逆にこのシナリオでは、主人公が積極的に行動する要素がほとんど無いか、介入するとしても所詮は一介の教師なのでビジネスのパワーゲームの場では青臭さだけで押しまくるしかできないし*、極端な話、邑那を最後まで盲愛できるか? みたいなカンジに思える。けど、このシナリオを読んでいるプレイヤーは果たしてどうか? となると、どうかなーと思う。
他のシナリオもそうなのだが、それ以上にこのシナリオは「スケールがでかすぎる」「雲上人の話」なんだろうなぁと思う。
しかしながら、エロゲに経済小説なノリを持ち込んだ…といっても知ってる人から見て、何処までリアル、もしくは、リアルっぽく描かれているかは不明だが、そういう表現方法を持ち込んだ点においては「おぉっ!」というカンジで評価している。個人的には。
…と見せかけておいて、このシナリオ、実は「捨て子」達の物語*だったんだなーと。いやそういう見方もあるかな、という事で。
で、別の日記書いていて、オートプレイしながら改めて思ったのだけど、邑那シナリオって、話の基本構造が雪影の深雪成就ルートでの告白やCrescendoのあやめの独白に近いモノが第13話「王国」にあるから、個人的には切り捨てられなかったんだなーと。
しかしながら、このシナリオは別として、邑那自身に萌えるか、また、何の曇りも無く彼女を愛せる主人公に同調できるか、というとちょっと無理か。
ところで邑那の喋り方って…何となく大原麗子に似ていると思った。
以下は雑文。
- 殿子シナリオ、最後、何か締りが悪く感じるけど、鷹月 vs 風祭・八乙女連合の抗争を真面目に描くには難しそうで、落とし所としては、ああするしか無かったのだろうな、と思った。
- 梓乃シナリオ、殿子シナリオと対になっていて(正確にはなっていないが)面白い演出だった。
- 邑那シナリオは別として、個人的には、梓乃シナリオ>みやびシナリオですかね。
- 通販さんもゲスト。それを考えると、通販さんって一体どれだけの過去を背負ってるのかと思うと、恐ろしくなってきた。是非ともここはFDで究明して欲しいトコロ。
そして後日談(2007/09/15)。
公園氏からメール。
邑那のシナリオは、この作品の中にあっては異質なものなのかもしんないねぇ。
主人公の過去やバイタリティが、ほとんど全く生かされることのないシナリオだし。
今になって思うのは、1本どーしても異色なシナリオを入れたかったのではないかと思ってます。
あのシナリオの登場人物群で2本か3本、あの系統のシナリオ作れそうだし…
体育会系な美術教師の物語とか通販さんの物語とか。
狙わない限り最初に当たるシナリオにはならないと思うけど、どのあたりでコレをやったかで印象なり感想なりが変わるだろうことは同意です。
含めてこの作品はいい作品だったと思ってます。
まあ、個人的にはみやびと殿子「もぇ~」でいいです。
相変わらず、公園氏は公園氏であったでござるの巻。
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